アデレードの旅 4


エミリーは本当にホテルから一番近い公園のすぐ入り口に立っていました。
思ったような大木ではなく 白く麗しい細めのまだ若そうな木でした。
エミリーとの会話の内容をはっきりさせるために もう少し
今回のアデレードに着た実際の目的の説明をします。


一番の目的は 娘の高校の副校長先生との三者面談です。
卒業における単位の再確認と日本の大学進学に向けて
どのようにサポートして頂けるのかを聞きに行きました。
というのも この学校では 日本人が一人もいず
留学生に対してのサポートが殆ど無いという状況があったからでした。

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そんな中で 娘の最大の理解者であり、唯一娘の卒業に向けての
取るべき単位を整えてくれた英語の先生がいらっしゃいました。
彼は去年、退職され こちらがお礼を兼ねて挨拶したいと申し出ますと 
ご自宅のディナーに招待してくれました。

オーストラリアで職業を持っている方は 持ち家率が高く しかも
日本では考えられないほど広い庭付きで 部屋数の多い平屋の家が
ほとんどです。

こちらでは日本では公務員とされている学校の先生であっても
副業を持つことが出来、教職員でありながら、サイドビジネスをされている
方も多くいます。 

しかし、たいていのビジネスマンは夕方5時という
まだ日が高い内に帰宅し サーフィンなどのスポーツや
多くの趣味を楽しまれています。
日本人ほど働いているようには 感じられません。

20130222d.jpg

留学のコーディネーターであり友人でもある方の家にも招かれましたが
やはりこちらの家も とてつもなく大きく 
広い庭に猫ちゃんが心地よさげに寛いでいました。
しかし決して贅沢三昧なことはなく 家族で仲良く生活を楽しむという、
ごく普通の豊かな暮らしでしかないのです。

もちろん土地が広い上に 人口が少なく 銀行の利回りも7%前後である
資源国オーストラリアの社会制度に安心感があるのも事実でしょう。
「なんとかなるだろう」的なおおらかな国民性も 
未来に不安が少ないから とも言えるのかもしれません。

しかし 私は不思議と この普通に暮らしてる裕福な暮らしの中に
自分にはない「何か」を見ているような気がしていました。

スピリチュアルなエネルギーの世界に惹かれるにつれ
私の中では物質的な欲求という要素がどんどんと抜け落ちて
いきました。
そしてこの『物質欲とはなんぞや?』という葛藤が長い間続き
ここ最近 ますます拍車がかかり まるで贅沢を敵とした 
ちょっと清貧的な境地に陥ってしまっていたのです。

そんな中、 オーストラリアでの豊な暮らしを普通としている
方達に出会うにつれ、場所や価値感の違いはあれども
もしかして 自分の首を締めているのは自分自身ではなかろうか?
と思い始めてはいたのです。

そんな気持ちが少しずつ交差する中で ようやくエミリーに会いに
行きました。そして エミリーは語り出しました。

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・・・・「わかりましたか?」
いかにあなたが自分自身に制限をかけてきたかを。
今回のアデレードへの訪問はそんなあなたの思い込みを外す旅だったのです。

アデレードに来たとたんに あなたは、オーストラリアっぽくないと
違和感を感じました。もしパースやケアンズしか知らなければ これを
感じることができたでしょうか? そこであなたは オーストラリアでも
地域によって ワイルドばかりではない場所もある ということを知ります。

アデレードはまさにあなたが言うところの縦のエネルギーです。
メルボルンもそうです。パースを擁する西オーストラリアや
ケアンズは横のエネルギー、シドニーは真ん中のエネルギーです。
このように違いをしっかり感じることで あなたはエネルギーなるものが
いかに私達に影響を及ぼしているかという真実を知るのです。

そして 様々なお宅を訪問して オーストラリアの親しみ深い人々と
出会います。ここであなたは豊かさについて学びます。
豊かさとは罪でも悪でもなく 執着でもありません。それは喜びです。
裕福は悪ではないと 頭では思っていても 自分には当てはまらないと思えば
それが手に入ることは決してないのです。

そして もう一つ最大のあなたの思い込みと制限が肉体です。
あなたは初め アウトバックに魅せられはしても 自分にはそこを
歩いたり登ったりする体力は まずないだろうと諦めていました。
家族までそう思い込ませるほどにです。

しかし今回の旅であなたは自然界のサポートという
素晴らしい恩恵を受けながら 山に登ることができました。
自分の体力に自信がついたことでしょうし また
自然界の偉大なパワーを身をもって感じたことでしょう。

あきらめることは 美学ではありません。それは逆に執着と化し
あなたに制限をかけ 「無理であるから出来ることだけ」という
その範囲内だけの世界にとどまらせようとします。

全てにおいて「思い込み」は単なる勘違いではあります。
しかし最も恐ろしい結果を招く要因でもあります。 
さまざまなことに囚われ 自分自身の首を絞め 
あなたを、未来の素晴らしい可能性から締め出してしまうのです。・・・・」


すごい話でした。ここまでとは自分でも思っていませんでした。
確かに 山も登れてしまったし、豊かさの価値観にも変化を感じました。
でも それを縛りつけていたのが 自分自身だったなんて
なんとも情けないながらも 本当に目から鱗でした。

だれもが頭ではわかっているんだと思うのです。
でもやっぱり 実体験は素晴らしいです。納得せざるを得ない結果で
しっかりと体感させられてしまうのですから・・・

今回のアデレードの旅、いえいえ やっぱ オーストラリアは
私にとっては本当に毎回驚きでしかありません。
大自然はいつだって、何らかの知恵を授けてくれます。
ぜひ 皆さんも 自然を感じられる場所に行って 体感してみて下さい。
いまここに存在していることの素晴らしさを身をもって
実感されることでしょう。


20130222a.jpg

アデレードの記念品  フリンダーズの写真集、トカゲの置物、
拾った石(マグネサイト似) 森で拾った魔女の杖・・・・

Mama Sophie
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