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あなたの世界の終わり


前回のブログの続きのようになってしまいましたが
それには、ちょっと理由があります。

物事が魔法のように起こり出すとき、順を追って起こるというのは
逆にまれなことで、実際には全て同時に起こり出すのです。
これは ある意味 シンクロニシティともいいます。
今回も このブログで紹介した本が引き金となって 
いくつもの事柄が繋がって 同時進行し始めました。

では 本題に入るとしましょう。
前回の様々な動きと共に 私を行動へと向かわせた本は
『あなたの世界の終わり』著 アジャシャンティ です。
20130329a.jpg

多くの「悟り系の本」「覚醒、目覚め」に関する本が
そこに至るまでの経緯と 至った後の素晴らしさを紹介することで
終わっているのに対し この本は、なんと目覚めには
「定着しない目覚めと定着した目覚めがある」と説明しています。

つまり 素晴らしい神秘体験をしたり 悟りを経験したとしても
いつの間にか またエゴだらけの外部世界に戻り、苦悩してしまう
という誰もが経験する現象にスポットを当てているのです。

この件に関しては 『そのとおり!!』と声を上げて賛同したい
気持ちでいっぱいです。わかっていながらも さまよい続けて
何年経つのでしょう・・・ その間には 本当に素晴らしい
神秘体験が何度もあったというのに・・・(^_^;)

私は今回いつも以上にど~~~~んと鬱っぽく落ち込んでいました。
しかし様々な感情には意味なく起こることはありません。
そんな落ち込み真っ最中の時でも 呼びかければ閃きがやってくる
ものです。なぜか もう一度この本が読みたくなりました。

そして 家に帰って本を読みながら、実際に彼が言うところの
『自らの内面に向かう』ということをやってみたのです。

やり方としては まずは今の落ち込んでいるネガティブな感情を
思う存分味わってみます。そしてこの感情はどこから来ているのか
ということを 内面に向かって問いかけ 追いかけるように
ず~~~っと感じてみるのです。すると 私の場合 
この無価値感に似た感情は 小さな時からあったことに気づきます。
20130329b.jpg

そして この無価値感という偽りの感情に落ち込んでしまう
原因のひとつに「自ら感受性を閉ざす」ことにあると気づきました。
私がエネルギーを現在のように知覚するようになった経緯は
第二子の出産からだとずっと思ってきました。
しかし よくよく思い出してみると 
確かに 今に始まったことではありませんでした。

私は小さい頃から人一倍感受性が強く そしてそれを感じるままに
表現することに喜びを感じるタイプの子供でした。
つまり世間的に言うところの『変わった子供』でした。

感受性が強いだけでなく、感覚で動く子供で、
ドングリを拾いたいと思ったら一人神社に赴く子供でした。
扇風機に指を入れたい葛藤が治まらず「弱」から試してみたり
火災報知器のボタンを押すという
妄想のドキドキが堪らなくて、何度もその前を通ってみたり、
木工ボンドを手のひらに塗っていかに上手にはがせるか
消しゴムをいかに薄くカット出来るかに挑戦したりと
感覚的な遊びが大好きでした。

他にも手のひらの豆に安全ピンを刺して通す快感に
酔いしれてみたり、スクール水着で出かけてみたり
部屋を赤とんぼでいっぱいにしてみたり、
運動場で夕日を眺めながら、みの虫を剥いたり・・・
と思い出すときりがないほど退屈とは無縁の子供でした。
20130329c.jpg
嬉しかったり、大好きっていう気持ちが高まると
スキンシップが素直に心地よかったので
思わずハグなんかしたりして、案の定、
友人からは気持ち悪がられました。

「変なの」と言われ、よく仲間はずれにもなりましたが、
一人遊びが得意だったのと、無邪気だったので 
それが今で言う、しかとする「いじめ」だと気づきませんでした。
このように、後先考えず何でも思いつきで行動する子供だったので
親や周りの親戚からよく叱られました。

実家は小さな町で商売をしていました。
誰もが顔見知りである町で商売をするということは 
世間体の縛りを気にして生きていくということでもあります。
親が道で会ったお客さんに頭を下げると、
機嫌が悪くてもにっこりと笑わなければなりませんでした。
よそで買った品物は 他のお店に持って入ってはいけないという
ルールは子供には理解できないものでした。

父からは「人に好かれる子になりなさい」と教わり
なにかあるごとに「世間様というものはね」という母の教えに
そうなんだ~と子供ながらの素直さで、
徐々に天真爛漫な感受性を閉ざすようになりました。

「本当の自分を出してはいけない 本当の自分は人と違って 変わって
いるから嫌われてしまうかもしれない。みんなが納得いくような
素敵な人、憧れるような人になるにはどうしたらいいんだろう。」

「感情に溢れたままに人を愛しては、また避けられてしまう
だから距離を置いて 遠目に冷静に 自分の嫌な面を隠して
人付き合いをしなければならない・・・・」

これが 世間を生き抜くために私が考えた方法で
大人になってからもずっと続いているやり方でした。
しかし、自らの特性という真実を閉ざしたまま生きるのは
不自然きわまりない行為です。
当然いつもどこかに違和感を感じるようになってしまいました。

本の中に説明されていた 内面に向かうレッスンをしているうちに
気がつくと号泣している自分がいました。
涙が溢れて止まらなかったのは 
この「人を愛することに昔から違和感を感じていたこと」
の理由がわかったからでした。

食べてしまいたいくらい可愛い幼い頃の子供達に対しても
距離を置いた愛し方をしていた自分を悔やみました。
それなのに 素晴らしい感性をもった人に育ってくれた
彼らを思うと いとおしさで涙がどうしても止まらなかったのです。

この内面に向かうレッスンで ここのところの喉が詰まりが
解消したり、万年の肩こりがすーっとほぐれていくという
肉体的な変化も経験しました。

それ以来 何度もこの内面に向かうレッスンをするたび
本当の自分 真実の宇宙に繋がっている自分を感じて
不安を感じる度に 外に答えを求めるのではなく
内側へ内側へと 向かうようになりました。

この本では、他にも目覚めた後の感覚のこと、
まやかしの目覚めや 目覚めた後に、
つい陥りやすいエゴの罠的な説明も加えられていて 
とても腑に落ちる内容になっています。
天と地を行ったり来たりしているなぁと思われる方
ぜひ、この本をおすすめします。


さて、そうこうしていると やはり 物事は同時に一気に起こるもので
より内側に向かうための方法や この世は幻想でしかないという
メッセージ的な教えが 次々とやってくるのです。
次回以降は そんな様々な方法を 紹介していこうと思います。


Mama Sophie

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